8 COkO チョコ農協
TWONGEREKAWA-COKO農協は、2009年ルワンダ北部GAKENKE(ガケンケ)地区COKO(チョコ)に設立され、2013年から独自のCWSでのコーヒー豆の精製を開始しました。
農園の標高: 1,700-2,200M
土壌: 火山性、片岩、砂岩
年間降雨量: 約1,200mm
サステイナブル・ハーベスト(米国)の援助によって、農協では女性労働者に、栽培、肥料、収穫、CWSでの精製作業、ビジネス等、持続可能な農業生産の指導が行われてきました。
又、独自のグレード分けにより、(他のCWSよりも更に細かい)A1,A2,B1,B2,Cと5段階のグレーディングをして、コーヒーを精製しています。
アラビカ・ブルボン種の豆を厳しい品質管理の下、完全洗浄とアフリカンベッドでの天日乾燥をして、出荷されています。
刺激的な甘さ、マンダリンオレンジ、レモン、紅茶、ブイヨン、桃が味の特徴です。
2008年ルワンダで開催されたアフリカ最初のカップオブエクセレンスにおいて、第二位を受賞。
2013年欧州・ノルウェーでの国際カッピング会において最優秀No.1を受賞。
グリーンパスチャーズ(株)のルワンダ・コーヒー生豆販売は、2013年に駐日ルワンダ大使館のご援助でCOKO農協産の豆の販売とともに始めさせて頂きました。
9DUKUNDEKAWA-MUSASA NKARA
ドゥクンデカワ-ムササ協同組合ンカラ
Dukundkawa Musasa(ドゥクンデカワ)協同組合は2000年創立、場所はルワンダ北部Gakenke(ガケンケ)地区で、その使命は高品質のコーヒー豆の生産、精製と国際市場への販売を通し、地域農民の健康で幸福な生活実現のサポートをすることです。
コーヒー精製能力向上を図り、高品質で風味の優れた製品を供給するために、ドゥクンデカワ協同組合3基目のCWSとして、2008年ンカラCWSが操業開始しました。
コーヒ-・チェリーは27.63ヘクタールの農園で生産され、FT(フェアートレード)、RA(レインフォリスト・アライアンスISO/IEC 17065基準)、UTZ(世界最大の持続可能プログラム・コーヒー生産・本部オランダ)等の認証を取得しています。農園の高度は海抜1,186-2,100mで、CWSは海抜2,100mです。
豆はロングテーブルで選別された後、比重選別され、それからパルパーにかけて外皮が除去され、機械の比重選別、洗浄工程等を経てより優れた豆を選別し、18時間の乾燥発酵を経てアフリカンベッドで太陽の下、約12度の湿度を保てるよう乾燥され、高品質の美味しい豆が生産されています。そして、ルリにある同組合のドライミルで精製後、海外に向け出荷されます。
チェリーの収穫は3月―10月、精製は4月―10月。土壌は肥沃なローム層、温度は約17―18度Cで安定しています。年間平均降雨
量は約1,200 – 1,300mm。
コーヒーの木は約2.2mの間隔で植えられ、1ヘクタールあたり約2,500本が栽培されています。1農家あたりでは平均約250本の木を栽培しています。
ンカラ地区は指が絡むような丘に挟まれた、年間を通して涼しい気候に位置していて、ユニークな味わいの、実の詰まったフルーティーな豆を生産するのに適しています。
ドゥクンデカワ協同組合は、フェアートレードを通して、農家に高水準の生活をもたらし、持続可能なコーヒー産業の実現に貢献をしています。
10 ubmuwe
ウブムウェ
ウブムウェCWSは、ルワンダ南部Kamonyi(カモニ)地区Gacurabwenge(ガクラブウェンゲ)にあり、首都キガリから車で約20分に位置し、2017年操業開始のBufCoffee第4番目のCWS。
生豆:100% アラビカ・レッドブルボン種。
農園高度:海抜1,550-1,700m (CWS高度:1,650m)
近隣の約500家族くらいの農家からチェリーを購入。各農家は平均約1/4ヘクタール(2,500m2)に満たぬ農地で各農家約300本程度のコーヒーの木を育てています。並行して同農地で各農家はトウモロコシや大豆なども自給用に育てていますが、大半の収入はコーヒー豆販売から得られ、生活費、医療費、子供の教育費、乳牛の購入投資費用などにあてられています。土壌はコーヒーの木の生育に必要な滋養に富むリン、カリウム、亜鉛、ホウ素などを豊富に含まれています。ドライ・ミルとカッピング用試験設備もありますので、品質管理に優れた条件を備えています。
コーヒーチェリーはすべて手摘みで、熟れたチェリーのみがCWSに持ち込まれ、選別後パルバーにかけて果実の外側の層を除去し、重量で3種類に選別されます。その後12-18時間タンクの水につけて発酵され、水洗選別され、ミューシレッジが除去され、さらに24時間の発酵選別工程を経て、パーチメント付きの豆をアフリカンドライベッドに載せて約14日間(日数は天候次第)天日干しされ、その間に豆の選別も経て、豆は約11%の湿度にまで乾燥されてドライミルに運ばれます。
2021年産入荷予定のUbmuwe産生豆はFUNKY 48hrsと特別の製法で生産されたナチュラルの生豆です。特別の屋根付きのタンクで200kgに対し20リットルの水を使って48時間の発酵工程が行われます。この際、豆の発酵がFunky 48 hrsの品質基準を超えて発酵されていないかをテストされ・精製された生豆は、その後アフリカンベッドにて湿度10-11.5%になるまで天日乾燥されます。太陽光線が強すぎるとカバーをかける、きめ細かい品質管理がとられて、その後(チェリー収穫から30日以内に)同地区にあるKamonyiドライミルに持ち込まれます。
11 umrage cws
ウムラゲ
ウムラゲCWSは、ルワンダ南部、フエ地区キゴマにあり、2017年Buf Coffeeが創立。
農園面積: 約300ヘクタール以上
生豆: アラビカ・レッドブルボン種
高度: CWS/農園 1,800-2,000m
年間降雨量: 平均約1,300mm
精製: 完全洗浄、アフリカンベッドでの天日乾燥
土壌: 砂地、粘土地
収穫時期: 2月-6月頃
精製時期: 3月-7月頃
豆の選別方法: 浮遊式タンク、手での選別
ドライミル:UBUMWEドライミル
BUF Coffee管理下の農園やCWSの品質管理は優れています。完全洗浄豆は、熟れたチェリーのみを手摘みした同じ夜にパルピングされ、チェリーは重量により3つのグレードに分けられます。その後12-18時間発酵され更にグレード分け。さらに24時間水槽に浸けられます。ルワンダのwashing stationでは、豆の選別を行うのは大半が女性です。最初は屋根付きの乾燥台で約6時間、ここでは豆はまだ湿っており未完熟豆は緑色で選別除去されます。、その後屋根無し乾燥台で豆の選別を行います。この乾燥台では約2週間(天候次第)乾燥されます。豆が約11度の湿度になったところで、倉庫で保管された後、キガリにあるドライミルに運ばれ加工され、その豆が、パートナーのQグレーダーによってカッピング評価されます。このようにしてBUF Coffeeのコーヒー豆は厳重な品質管理により生産・選別・精製後カッピング評価されて出荷されています。
地域農民の多くは0.5ヘクタール程度の土地で約300本のコーヒーの木を育てる小規模農家で、トウモロコシや種々の豆や農作物を自給自足用に育てています。収入の大半はコーヒー生産から得ており、子供の教育費、家族の医療費や健康保険、家畜購入資金やその他家族の必要経費に使われています。
12 SANTA FE DE LAS NARANJAS (ペルー)
サプライヤー:ROMEX
オーナー:FERNANDES LILI ファミリー
場所:ペルー国北部カハマルカ・ハエン州
コーヒーチェリー生育地区:Santa Fe De Naranjas
農園のコーヒー栽培地域: 4ヘクタールのスペシャリティーコーヒー栽培地域
高度:海抜1,700m (5,557 feet)
土壌:コーヒー栽培に最適な栄養素が豊富なローム砂壌土
収穫時期:主たる収穫時期 6月から9月頃
コーヒーの品種:赤と黄色のカチュラ品種
年間生産量: 生豆(グリーンビーン)約2,500kg/年
スコアー:85.0
カッププロファイル:香り:カカオとハチミツ味、チョコレートとドライフルーツ、
後味風味:甘味、酸味、シトラス(オレンジ)、
ボデイ:やや中程度でクリーミー、甘さ、キャラメル
梱包:69kg/麻袋(内梱包:グレインプロ)
Santa Fe De Las Narajasコーヒー農園、ペルー北東部にあるウシュ山脈にあります。
四世代にわたってコーヒーの品質向上を行ってきた、Fernandes Liliファミリーは、100年以上にわたりSanta Fe地域でコーヒー栽培を営んできています。2015年に祖父から農場を引き継いだ今のオーナーは伝統の足跡をたどりながら、独自にスペシアルティーコーヒーの生産を始めてきました。その過程で祖先のこれまでの知識・方法と最新のコーヒー豆洗浄技術を組み合わせて、独自の卓越した豆の栽培・精製を行っています。独自のコーヒー豆を栽培するとともに、異なる技術を試行・経験することで、オーナーのリリー女史とご主人は自然豊かな生活を見学できる、体験ツアーのビジネスも始めました。
収穫の工程
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最初のステップ:不完全な豆の除去(未熟な豆、熟れすぎた豆、土地に落ちて傷んだ豆、等)
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第2のステップ:チェリーの状態で12時間休ませる
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第3ステップ:水を入れた水槽にチェリーを入れる。この際、浮遊したチェリーや木の枝等、不要なものを除去します
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パルピングと発酵:果肉を除去して20時間グレインプロに入れて発酵
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洗浄:クリーンな水での生豆洗浄
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太陽の下、天日干し乾燥約20日間(期間は天候次第)