2019年5月・ルワンダ訪問チームとサプライヤー
ブフ・コーヒー(ルワンダのサプライヤー)とオニバスコーヒー (www.onibus.coffee.com)、アンド・コーヒー・ロースターズ (www.andcoffeeroasters.com) & グリーンパスチャーズ各社の関係者
グリーンパスチャーズについて
■会社概要
会社名 :グリーンパスチャーズ株式会社
住所 :〒161-0031 東京都新宿区西落合3-18-12
電話番号 : 090-6527-6608
FAX番号 : 03-3954-5223
代表取締役 : 草場江太 / Kota Kusaba
連絡先 : info@greenpastures.co.jp
SNS :
アドバイザー顧問弁護士 : 佐々木満男(アブラハムささき法律事務所)https://ixabraham.com/office.html
税理士 : 松岡珠美(松岡税理士事務所)
■プリンシプル
グリーンパスチャーズ(株)は、2009年にビジネスを通じ、アフリカや中近東の人々の公正な社会構築に貢献することを目的に創立されました。
「私の目にあなたは高価で貴い、私はあなたを愛している」という旧約聖書イザヤ書(43:4)の約束実現を目指しています。
私たち一つ一つの活動が、「ルワンダの平和構築」と「コーヒー豆生産従事者とそのご家族」役立ち、人々の平和にもつながることを願っています。
皆様のご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。
グリーンパスチャーズ株式会社
代表取締役 草場江太 / Kota Kusaba
■「多様な協力者との歩み」~グリーンパスチャーズとルワンダコーヒー
ルワンダの人々の平和と発展を篤く願うグリーンパスチャーズ(株)は、“NPO 法人マザーハウス” https://motherhouse-jp.org/ の元受刑者の就労支援活動としてのルワンダコーヒー豆の販売開始を支援するため、2013年にルワンダ・コーヒー生豆の輸入を始めました。
その際、ルワンダのサプライヤー「ダラス・インベスツ社」の責任者が来日され、駐日ルワンダ大使のご挨拶、及び、JETRO、スペシャルティコーヒー関係者の皆様のご援助と御参加を頂き、ルワンダ・コーヒーセミナーを開催しました。その後、「NPO法人マザーハウス」と、ルワンダのサプライヤーの熱意と、コーヒービジネス関係者の皆様の温かいご指導、ご鞭撻を頂きながら今日に至ります。
これまで毎年継続して、コーヒー生豆を輸入する中で、カップオブエクセレンスでの入賞生豆を継続して生産している複数のサプライヤーからの購入生豆の種類も広がり、より優れた品質の生豆を継続してご提供することで、お客様から高いご評価を頂いています。
今では国内の著名なスペシアリティーコーヒー・ロースター、レストラン、コーヒーショップをはじめ、多くの関係者と需要家の皆様のご理解とご愛顧のもと、お客様も全国に広がってきていますことを、心より感謝申し上げます。
購入価格、販売価格、共に、適正な価格を設定させて頂くことで、生産者とお客様、双方が納得できる価格でのお取引をさせて頂くことで、できる限り生産者へのサポートへと還元できるように努めてまいります。
■「VIPスペシアリティーコーヒー誕生」~
カリシンビ・マウンテン・コーヒー(VIP COFFEE) の特徴
当社はサプライヤー「ダラス・インベスツ社」が直営で生産をしているカリシンビ・マウンテン・コーヒー生豆の輸入販売を2017年より始めていますが、この度カリシンビ・マウンテン・コーヒー焙煎豆を、販売することになりました。
火山灰土壌の影響を受けたクリーンカップであることが最も顕著な特徴です。標高が高く、発酵作業を行う夜間の温度が下がり、発酵温度が抑えられて、上品な酸味を生み出しています。ギクンビ・ウォッシングステーションも農園も、標高2,000mを超える高地に位置します。
品種はアラビカ・ブルボン種、精製は、フルウォッシュト(完全洗浄)、アフリカンベッド式天日乾燥です。こだわりの焙煎でご提供。
プラムやレッドチェリーの風味、クリーンカップでバランスのとれた上品な味わい、冷めてくるとパイナップルのような甘さの伴う酸味がお楽しみ頂けます。
Taste: Plum, Cherry, Pineapple, Clean cup and well balanced
■「コーヒー生産に適した環境と丁寧な生豆生産」~
カリシンビ農園の特徴
ルワンダ北部にあるカリシンビ・ギクンビ・ウォッシングステーションは、ダラスインベストメンツ社イミー・カマラデ社長により再開され、新たな苗木を植え少しづつ生産量を増やしてきました。
コーヒーは、主としてオーガニックで栽培され、将来は完全な有機栽培を目指しています。一粒一粒のコーヒーチェリーを丁寧に手摘みで収穫後、ウォッシングステーションに持ち込まれて精製され、厳しい選別を経て、コーヒー豆の生産から一般消費者までの生産と流通が明確な、高品質スペシャルティコーヒーとして出荷されます。
生豆を生産するカリシンビ農園では、約90%の労働者は女性です。ルワンダ女性は働き者で、家庭において、家計、社会、霊的面での変革がおこっています。
そのリーダーシップは、草の根で女性の福祉や権利を向上させるのに、有効に働いています。
ルワンダ共和国とルワンダコーヒーについて
■「千の丘の国」~ルワンダの地理
ルワンダはアフリカ中央の東部に位置する共和制国家。日本の四国の1.5倍ほどの面積に約1,300万人が暮らす小さな内陸国で、コンゴ、ウガンダ、タンザニア、ブルンジ(各・共和国)と国境を接し、首都はキガリで、イギリス連邦加盟国の1つです。
アフリカで最も人口密度が高く、治安は良いとされています。千の丘の国と言われ、段々畑と山や丘そして湖が多く、肥沃な火山灰の土壌に恵まれています。
■「アフリカの奇跡」 ~ ルワンダの歴史と現在
ルワンダ王国は1889年頃にドイツの保護領となり、その後ベルギーの委任統治下に置かれ、1962年に独立をしました。独立当時はアフリカ最貧国の一つでしたが、1966年に開始された、経済再建計画の成果もあり、以後20年間にわたりアフリカの模範生としてほぼ一貫して発展を続けました。
しかし、その後は都市化の進展や環境破壊が進み、コーヒー価格暴落もあり、貧富の差が拡大。経済低迷と社会混乱な状態となり、1994年ジェノサイドが勃発しました。
残虐な内戦により多くの人命が奪われ、国民は心身ともに傷を負いました。
しかし、内戦終了後、人々は、復讐ではなく、和解と共生を選択しました。
近年農業改革、インフラ整備、綱紀粛正、IT産業の振興、海外からの投資奨励などによって急速な成長を遂げ、「アフリカの奇跡」と呼ばれるまでになっています。
■「国策としてのコーヒー豆生産」~ ルワンダコーヒーの歴史
コーヒーはドイツ人宣教師たちにより、1904年頃にルワンダに持ち込まれました。最初にコーヒーの輸出が記録されたのは1917年頃で、1930年からはコーヒーの栽培が義務化されました。
その頃から、ルワンダにおいてコーヒーは、国の収入源として、社会、及び、経済の発展に重要な役割を果たしてきました。当時はルワンダで唯一の外貨を獲得できる製品でした。
その後1994年のジェノサイドと1990年代のコーヒー危機の後、2001年に始まった、米国の国際開発庁 (USAID)の資金によるPEARLプロジェクトは、ルワンダコーヒーの量から質への転換を図り、ルワンダ・スペシャルティコーヒーへの扉を開きました。
その際にRwashoscco(Rwanda Small Holder Specialty Company): http://www.rwashoscco.com/ の小規模農家協同組合が設立されました。さらに、
Buf Coffee : http://www.bufcoffee.com/ が立ちあげられ、アフリカで最初のカップオブエクセレンス (COE) が2008年に開催。その後継続してルワンダのCOEが開催されて、コーヒー豆の生産と品質の向上が図られ、今日に至ります。
■「フルーティーで上品な酸味、クリーンカップな味わい」
ルワンダコーヒーの特徴
ルワンダコーヒーは主に、伝統的なアラビカ・ブルボン種です。赤道直下の高原と肥沃な火山灰土壌での栽培と精製によって、フルーティーな香りにフローラルなアクセントがともなう柑橘系の芳香と、クリーンカップな味が顕著な特徴です。
標高が高く、発酵作業を行う夜間の温度が抑えられて、上品な酸味を生み出しています。